2008年、早稲田大学演劇研究会でモラルを中心に結成。 それぞれが舞台に映像にジャンルを問わず活躍する軽やかさと、結束して劇団公演を行う時の泥臭さとのギャップが最大の魅力。 旗揚げ以降、様々な試行錯誤を経ながらも、一貫してエッジの効いた攻めのコメディを追求し続けている。 劇団名は「主人を迎えにではなく、実は屋台の焼鳥をもらうために毎日駅まで行っていた」という、忠犬ハチ公の逸話に由来する。
旗揚げ期 2007年、早稲田大学演劇研究会の無料単発公演として、モラル作・演出による「犬と串」という作品が上演される。 徹頭徹尾ナンセンスギャグ、尋常じゃない運動量、何の必要性もないハードな下ネタなどで、当時の早稲田演劇界に衝撃を与える。 翌2008年、旗揚げ公演「CR卒業物語」で正式に犬と串が旗揚げされる。
早稲田時代 case.2「CASSIS」で、学生劇団にして「CoRich舞台芸術まつり!2009」の最終10団体に選出される。 グランプリは逃すも、満間昂平が俳優賞を受賞するなど、大型ルーキー劇団の出現を強く印象づける。 case.6「愛・王子博」では王子小劇場にて初の学外公演を敢行し、大きな賛否を巻き起こした。
ナンセンスアイドル期 「愛・王子博」で「下ネタ・ブラックジョークは一旦やり尽くした」と判断。 case.7「ウズキちゃん」より、「ナンセンス・アイドル路線」を打ち出し、グラムロックにインスパイアされた衣裳とメイクで、 スタイリッシュなナンセンスコメディを上演するようになる。 case.8「宇宙REMIX」で早稲田大学演劇研究会を卒業。
season.2 2013年秋、突如「season.2宣言」と題する動画を公開し、方向転換を宣言。 その年末に上演されたcase.11「プラトニック・ギャグ」では「切ないナンセンス」という方向性を新たに打ち出す。 そしてこの公演後に、犬と串に数回客演していた板倉武志が正式に入団。 翌年、盤石の体勢で挑んだcase.12「エロビアンナイト」では、この作品が参加していた「佐藤佐吉演劇祭2014+」にて、 並み居る強豪団体を押しのけて全十二団体中観客投票一位を獲得、最高賞に当たるゴールデンフォックス賞を受賞する。
そして現在……同じ頃、犬と串劇団員は小劇場での活動に並行して、商業舞台・テレビドラマを中心とした映像の分野にも活動の幅を広げ始める。 2014年春には脚本・演出モラル、主演松田凌でMMJプロデュース「美女と魔物のバッティングセンター」を上演し、 小劇場以外のフィールドであっても、今まで培ってきたナンセンスな笑いが通用することを証明した。 そして2016年6月、モラル脚本・演出によるMMJプロデュース「昆虫戦士コンチュウジャー」が紀伊国屋ホールにて上演される。 主演にモト冬樹、馬場良馬、音楽に平牧仁という豪華布陣において、出演した劇団員もそれぞれ重要な役を好演。 連日客席には笑いと拍手が溢れ、大好評となる。 また王道な物語をナンセンスな笑いを徹底的に練り込むことによって昇華させる作風は、 これまでの犬と串の集大成といえるものであった。 そして今、未来の活動に向けて、犬と串はまた動き始めている……。